インディビジュアリストの憂鬱

発菩提心 ~悟らずして死ねるか~

欲のラベル貼り

瞑想などしていると、雑念が次から次へと湧いてくる。
で、その湧いてきた雑念をとりあえず棚上げするわけだが、それもきりがない。
そんな時、欲にラベルを付けてあげると、案外うまくいく。

「経済力に関する欲」「健康に関する欲」「関係性の欲」

この三つぐらいで、だいたいことは足りる。
「関係性の欲」と言うのは、人間関係などね。
この三つに当てはまらなければ、「その他」に全部入れてしまえ。

ってことで、瞑想中に雑念がわいたら、どんどんラベル貼って棚上げしてね。

*厳密には毎瞬毎瞬に立ち上がっては消え、また生まれる雑念のスピードに意識がついていけるか?って疑問も湧くかもしれないけど、まずはSTEP1ってこと。
観察者の立場になる習慣付けにもいいしね。

それも欲だよ

「私、人見知りなんです」
「私、引っ込み思案なんです」

自己紹介でこんなこと言う人っているよね。
日本的によく言えば、「慎ましい」「奥ゆかしい」かな。

でも、でも、これって遠巻きに、相手にプレッシャーあてえてない!?
「私をおもてなししろ」ってねッ。

とんでもなく「強欲」なのである。

まずは、その欲に気づいてね。

限りある欲 限りない欲

「欲」について。

有限な欲・・・肉体的な欲
無限な欲・・・精神的な欲

肉体的な欲には限りがあるね。
腹が減ったら、ご飯食べれば満たされる。満たされたら、その欲は消える。
トイレ行きたくなったら、トイレ済ませば、その欲は消える。

でも、精神的な欲には、限りがないね。
「もっと、もっと」って奴だ。

こいつをやっつけるには「足るを知る」を処方せよ。

お話はちょっとお休み

目覚める小説というか、エッセイみたいの書こうかと思ったが、止めたぁ。

入れ子構造にして、混乱しながらも、読み手の無意識に働きかけようと考えていたが、またの機会に。

 

と、いうことで、多分、日常のつぶやきがおおくなるかなぁ。

海に沈む86日前

目の前で突然映画が始まっていた。

気がついてみると、あなたは映画館のシートに着席している。

 

始まった映画のキャストがスクリーン上に映し出される。

主人公にはあなたの名前が。。。

 

「えっ」

 

しかも、監督、脚本にもあなたの名前が。。。

 「えっ、えー」

 

あなたは、事故で軽い記憶障害にあったらしい。

 

今日は、あなたが主演制作した映画の上映会に招かれたようだ。

 

そこにはどんな物語が展開するのか。。。

 

 

さっ、それは、さておき。。。

 

「あなたが今体験している人生、それは映画ですか?」

「監督さん!」

目覚める86日前

海に沈みながら、境界のことを考えていた。

最初に境界を意識したのは、「痛み」だった。

痛いとかも知らなかったから、今思えばである。

つまり、赤ちゃんだった頃、寝返りをうった時に、ベビーベッドの片隅に頭をぶつけた時だ。

そのときに自分と、そうでない物の間に何かあると痛みによって感じた。

身体という境界だ。

自分は、この身体という容器に入っているのだ。

「いったい、何がはいっているのだろう?」

今だって、海に沈みながらも身体という境界は感じている。

でも、内側が自分だとも思えない。

正体が見えない。

 

海に沈む87日前

現実世界だと思われる自分自身の人生。。。

 

ゲーム?

夢?

映画?

DVD?

 

共通することは、当事者に自己同一化している所。

キャラクターであり、登場人物であり、主人公であり、タイトルであり。。。

 

ゲームをしている【意識】は?

夢を見ている【意識】は?

映画を見ている【意識】は?

DVDを選んでいる【意識】は?

 

決して【意識】は記憶を失ってはいない。

思考と思考の隙間にその記憶は残っている。

スペースを探せ!!