身体と心
身体と心は繋がっている。
心身一如ってやつ。この「心身」も本当は「身心」の方が判りやすいね。
これからお話するように、身体が先ってこと。
瞑想などをするときも、やはり身体の使い方を大切にする。
瞑想を深めるには綿密なストーリーと、心身のバランスが必要になっていくるのだけれども、いきなり心をコントロールするのは難しいよね。
そこで心と繋がりのある身体を先にコントロールしようとする考え。
これが瞑想における姿勢作り。
身体の中心である骨盤を安定させると心も安定する。
それには座り方が影響することが判るよね。
胸を緩めると気持ちも緩む。
それには背骨の使い方が影響している。
このように心の変化を身体を使ってアプローチしていくというのは、意外と知らない重要な考え方だよ。
顔を上げて背筋を伸ばせば(身体へのアプローチ)、前向きな気持ち(心の状態)になるよね。
これは背筋を伸ばすと、頚動脈を流れる血液からたくさんのブドウ糖が脳へ送られる。
そして脳はブドウ糖をエネルギーとして、更に多くの酸素を得る。
すると、乳酸という疲労物質が減少して、疲れにくくなる。
乳酸は筋肉中に蓄積すると筋肉を強張らせて血液の循環を悪くしたりする。
筋肉の緊張がとれれば、自ずと心の緊張が緩んでくることが判るよね。
君の調子のいい時の姿勢と、調子が悪い時の姿勢の違いをしっかり見極めてみよう。
そうすれば、調子の悪い時は、良い時の姿勢を再現するだけだね。
再現するのが難しいって?
まっ、イメージってやつだよね。
調子のいい時の姿勢をしっかり思い出して、思い出せば一回ぐらいはあるよね。
頭の位置、背筋の伸ばし方、腕の位置、手の平は握っているのか、そうではないのか、足は肩幅ぐらいに開いているのか。。。
などなど、しっかりイメージして、君のコピーロボットを作ったら、心の片隅にそっと置いて、いつでも出せるようにしておいてね。
あとは調子が悪くなった時に、コピーロボットを目の前に出現させて、着ぐるみを着るようにコピーロボットに君が入り込むだけだ。
ねっ!簡単でしょ!
もちろん、これはイメージだよ。