インディビジュアリストの憂鬱

発菩提心 ~悟らずして死ねるか~

言葉と気づき

「言葉」は月を指し示すときの「指」の様なものである。

「言葉」は心の象徴を意識上に表出したもの。

言葉として発するも、頭の中でつぶやくとしても

「言葉」は「思考」の表れである。

 

では、「気づき」とは?

「気づき」とは「言葉」以前のものである。

「言葉」を超えたところに「気づき」がある。

 

つまり、「気づき」とは「月」である。

或いは、「月を見る体験」そのものである。

 

私たちは普通、「月」を見ずに「指」を見ている。

心のスクリーンに映し出された「体験の影」の「月」を見ている。

「月」そのものを見てはいないのである。

 

今一度、その体験に気づきを!